トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「エラスチンの老化に伴う変化」

美肌のための必需品と言える美容液ですが、「何となく良さそう」「知っているブランドだった」「好きな芸能人が使っていた」と言った、曖昧のイメージで選んでしまっている人も多そうです。毎日使うものですから、ちゃんと効果があるものを選びたいですし、特に美容液は「お安くない」商品が多いだけに尚更です。

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エラスチンの老化に伴う変化

さて、エラスチンが主成分の弾性線維にも、コラーゲン線維と同じく老齢になるにつれ変化がおこります。

若いうちは、弾性線維はまっすぐできれいな網目構造をつくっていますが、それが老化とともに枝わかれがはげしくなったり、ねじれたりと、構造がこわれてきます。

これは弾性線維の変性とよばれているのですが、その化学的な実体はよくわかりません。

弾性線維の変性については、真皮よりも動脈壁で研究がすすんでいます。老齢になると、多くの人に動脈硬化がみられます。動脈の壁が肥厚して弾力性がなくなり、また血液の通り道がせまくなって障害がおきてくる病気です。

動脈の壁の弾力性を担っているのが弾性線維であり、その主成分のエラスチンです。

動脈硬化のおきた場所のエラスチンをしらべてみると、アミノ酸の組成が正常のエラスチンとちがっています。

すなわち、エラスチンに多いバリンやプロリンなどの疎水性アミノ酸の含量が減り、グルタミン酸やアスパラギン酸などの親水性のアミノ酸の量がふえているのがみられます。

これは動脈硬化に伴って、エラスチンをつくる細胞がおかしくなって、異常なエラスチン分子をつくるようになったようにみえます。

ところが、エラスチンの遺伝子はすでによく研究されていて、コラーゲンとちがい一種類しかありません。それなのにこんなことがおこりうるのでしょうか。

(続く)

さて肌を美しく保つための美容成分としてはお肌のうるおいを維持してくれるヒアルロン酸や、若々しい肌の材料となるコラーゲンなどが有名です。

当サイトではこうした成分が入った美容液を様々な角度から比較しています。

本当に役立つ美容液を探している方は参考にしてみてください。

管理人(薬剤師)

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