トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「皮脂腺と皮脂膜」

美肌のための必需品と言える美容液ですが、「何となく良さそう」「知っているブランドだった」「好きな芸能人が使っていた」と言った、曖昧のイメージで選んでしまっている人も多そうです。毎日使うものですから、ちゃんと効果があるものを選びたいですし、特に美容液は「お安くない」商品が多いだけに尚更です。

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皮脂腺と皮脂膜

さて、洗顔した後のつっぱった感じは、やがておさまってしまいます。

皮脂腺から新しく分泌された脂質が、また膜をつくるからです。

新しい皮脂膜ができるまでに、およそ二、三時間が要ります。

皮脂を分泌する皮脂腺は、毛孔の中にあります。平均して一平方センチメートルあたり100個ぐらいですが、顔や胸、背中などには多く、手や足には少ないです。

額には一平方センチメートルあたり900もありますが、手のひらや足のうらには皮脂腺はないそうです。

もっとも、手のひらや足のうらにも、角質層からジワと出てきた脂質が存在しています。

皮脂腺から分泌された脂質は、皮膚表面に拡がって、厚さが0.0005ミリメートルほどの薄い膜をつくります。

エーテルやアセトンのような溶媒もないのに、微量の脂質を薄い薄い膜にして拡げるのは、考えてみると、とてもむずかしいことのようにみえます。

うまく膜をつくる秘密は、脂質の乳化にあります。

皮脂腺から分泌された脂質は、皮膚表面の水分と出合います。そこでミセルをつくり水の中にまじります。

そして、皮膚の表面に拡がっていき、薄い膜を形づくるのです。

脂肪酸やモノアシルグリセロール、ジアシルグリセロールなどがミセルをつくり、他の脂質を乳化する作用をもっています。

また汗や角質層の脱落物(つまりアカ)の中の成分も、乳化作用の一部を担っているらしいです。

汗のよく出る春から夏にかけての方が、皮脂がよく拡がるそうです。

(続く)

さて肌を美しく保つための美容成分としてはお肌のうるおいを維持してくれるヒアルロン酸や、若々しい肌の材料となるコラーゲンなどが有名です。

当サイトではこうした成分が入った美容液を様々な角度から比較しています。

本当に役立つ美容液を探している方は参考にしてみてください。

管理人(薬剤師)

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