トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「脂質にはたくさんの種類が」

美肌のための必需品と言える美容液ですが、「何となく良さそう」「知っているブランドだった」「好きな芸能人が使っていた」と言った、曖昧のイメージで選んでしまっている人も多そうです。毎日使うものですから、ちゃんと効果があるものを選びたいですし、特に美容液は「お安くない」商品が多いだけに尚更です。

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脂質にはたくさんの種類が

脂質にはたくさんの種類があり、構造もさまざまですが、共通な構造として、長い炭化水素の鎖の部分をもっています。

炭素原子と水素原子のみが連らなってできた炭化水素の鎖は、水となじまず、水をきらいます。つまり疎水性です。

それゆえに水には溶けず、疎水性の溶媒(エーテルやアセトンなど)にはよく溶けます。

体の脂質の代表格の一つである脂肪の主成分は、グリセロールという物質に、三個の脂肪酸が結合したものです。

脂肪酸とは長い炭化水素の鎖とカルボキシル基(−COO−のこと。この基があると酸の性質を示す。)をもつ物質で、いくつもの種類があります。

脂肪酸は脂肪以外のいろいろな脂質にも含まれていますし、少量ですが遊離の状態(グリセロールなどと結合していない状態)でも存在しています。

グリセロールは三個の水酸基(−OHのこと。これをもつ物質はアルコールの仲間です。)をもっていて、脂肪酸は三個まで結合できます。

つまり、脂肪は、脂肪酸が最大個数結合したものであり、化学的にはトリアシルグリセロールとよばれています。

グリセロールに脂肪酸が一個あるいは二個だけ結合したものもあって、それぞれモノアシルグリセロール、ジアシルグリセロールとよばれています。

コレステロールやスクワレンも脂質の仲間ですが、脂肪酸を含んでいません。

コレステロールエステルやセラミドは、脂肪酸を成分として含んでいます。

(続く)

さて肌を美しく保つための美容成分としてはお肌のうるおいを維持してくれるヒアルロン酸や、若々しい肌の材料となるコラーゲンなどが有名です。

当サイトではこうした成分が入った美容液を様々な角度から比較しています。

本当に役立つ美容液を探している方は参考にしてみてください。

管理人(薬剤師)

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