トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「細胞の老化のメカニズム」

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細胞の老化のメカニズム

さて、細胞の老化のメカニズムについては、大きくわけて二つの考え方があります。ひとつは、細胞はそもそも老化し、やがて死ぬ運命をもった存在であるという考えです。

老化のプログラムが細胞に備わっているのだといいかえることができます。

そのような老化のプログラムは遺伝子の中に書きこまれているはずです。

真皮から線維芽細胞をとり出して、栄養物の入ったシャーレやビンに入れて保温しておくと、細胞は死なないで生きつづけます。そして細胞分裂を行ってふえていく。いわゆる細胞培養です。

多くの場合、一日か二日で細胞は倍になります。細胞は容器にはりついてふえますが、壁いっぱいにふえると分裂がとまります。そこで細胞の一部をとり出して、新しい培養器に移してやると、また分裂をはじめます。

このようにして細胞をうえついでいくことができるのですが、何度もうえついでいるうちに、次第に分裂の速度がおそくなり、ついに分裂できなくなってしまいます。つまり、培養した細胞も老化するし、寿命をもっているらしいです。

そして、老化のはやさや限界分裂回数は、動物の種類によって決まっています。たとえば人聞の胎児からとった線維芽細胞の場合、限界の分裂回数はおよそ50回です。細胞はそれぞれが老化や死のプログラムをもっていると考えたくなります。

細胞の中には一種の時計があって、その時計がすすむにつれて、プログラムが進行していくのでしょう。

近年、二種類の細胞を人工的に融合して一つの細胞をつくる細胞融合という技術が開発されました。この技術を使って若い細胞と老化した細胞を融合させてみると、融合細胞は老化細胞なみの分裂能力になってしまいます。

それゆえ、細胞には老化遺伝子があって、若いうちにはこの遺伝子は眠った状態で働いていませんが、時計がすすみ年をとってくると、この遺伝子が働き出して、細胞分裂をストップさせるなど老化をひきおこすと考えるとうまく説明できます。

しかし、培養細胞でみられるこのような老化を、体の中の細胞の老化と直接結びつけてよいかとなると、いろいろ議論があります。

そして、老化のプログラムなどを考えるよりも、生きている聞に細胞はいろいろなアクシデントやトラブルにあって傷つき、その傷害がつもりつもって老化し、やがて死んでしまうのだという考えもあります。

(続く)

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管理人(薬剤師)

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