トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「脂質の二つの主な役目」

美肌のための必需品と言える美容液ですが、「何となく良さそう」「知っているブランドだった」「好きな芸能人が使っていた」と言った、曖昧のイメージで選んでしまっている人も多そうです。毎日使うものですから、ちゃんと効果があるものを選びたいですし、特に美容液は「お安くない」商品が多いだけに尚更です。

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脂質の二つの主な役目

水とアブラという言葉があります。

仲のよくない関係の代表です。

水は生命のもとであり、生物の体の中の物質の多くは、水に溶ける性質をもっていると述べましたが、生物の体の中にも水と仲のわるいアブラがあります。

専門用語ではアブラのことを脂質といいます。

脂質の一般的なことを少し説明しておきます。

生物の体の中で、脂質は二つの主な役目をもっています。

ひとつは、体をつくっている水に溶ける成分が、むやみにまじり合ったり流れ出したりするのを防ぐことです。

たとえばどんな細胞にも、細胞膜が外側を囲っていて、細胞の中身が流れ出すのを防いでいます。

この細胞膜の主成分は脂質です。

これから議論する表皮の脂質の役割も、この部類の一つと考えることができます。

もう一つは、エネルギーの貯蔵庫としての役目で、その代表が脂肪です。

皮膚でいえば、皮下組織に脂肪があります。

食物をたくさんとりすぎると、脂肪に変えられて、貯えられます。

適当量の脂肪は、肌にまるみを与え曲線美をつくり出します。

年をとると一般に皮下脂肪はへるのですが、どういうわけか、腰のまわりや、下腹や、アゴなどの皮下脂肪がふえてきます。

(続く)

さて肌を美しく保つための美容成分としてはお肌のうるおいを維持してくれるヒアルロン酸や、若々しい肌の材料となるコラーゲンなどが有名です。

当サイトではこうした成分が入った美容液を様々な角度から比較しています。

本当に役立つ美容液を探している方は参考にしてみてください。

管理人(薬剤師)

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