トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「ケラチンとは」

美肌のための必需品と言える美容液ですが、「何となく良さそう」「知っているブランドだった」「好きな芸能人が使っていた」と言った、曖昧のイメージで選んでしまっている人も多そうです。毎日使うものですから、ちゃんと効果があるものを選びたいですし、特に美容液は「お安くない」商品が多いだけに尚更です。

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ケラチンとは

さて、ケラチンは、表皮の角質層をつくっているタンパク質です。

動物の毛、ツメ、ウロコ、羽毛などもまたケラチンからできています。すなわち、動物の体の表面にあって、硬くて水に溶けない構造体をつくりあげているタンパク質です。

もっとも、ツメや毛やウロコのケラチンの方が表皮のケラチンよりずっと硬いので、これらをハードケラチンとよぴ、表皮のケラチンをソフトケラチンとよんで区別することがあります。

ソフトケラチンもハードケラチンも、一種類のタンパク質でなく、いくつもの成分からできているのですが、水をはじめ、ふつうの溶媒には溶けません。
それゆえ、研究をすすめるのが困難で、構造や性質がなかなかはっきりしませんでした。研究がすすみ出したのは、最近のことです。

角質層は、ケラチンをためこんだ細胞が、いわば枯死したものであることを述べました。

その細胞のもとは、表皮の一番奥の基底層にある表皮細胞という細胞です。

この細胞をしらべてみると、細胞の中に細い糸状のもの(フィラメント)があることがわかりました。

このフィラメントの直径は6〜9ナノメートル(1ナノメートルは1ミリメートルの100万分の1です)です。表皮細胞がだんだんと表面に押し出されてくるにつれて、フィラメントの数が増加し、密集して線維状になってきます。

そうして、角質層に達したときには、細胞は死んで、その中にはフィラメントがぎっしりつまった状態になります。すなわちケラチンになっています。それゆえ、ケラチンのもとは、表皮細胞の中にみつかるフィラメントなのです。

直径が6〜9ナノメートルぐらいのフィラメントは、実は表皮細胞だけでなく、動物のいろいろな細胞にもみつかっています。

一般に細胞の中には、太さがいろいろ(4〜25ナノメートル)のフィラメントがあって、総称して細胞骨格とよばれています。

細胞骨格は、細胞の形を決めたり、細胞の運動にかかわっているらしいです。

いろいろな細胞骨格の中で、直径が7〜11ナノメートルのものを、中間径フィラメントとよんでいます。

ケラチンのもとのフィラメントは、中間径フィラメントの一員です。

表皮細胞の場合、ケラチンのもと(前駆体)という意味でプレケラチンとよぶこともあります。

(続く)

さて肌を美しく保つための美容成分としてはお肌のうるおいを維持してくれるヒアルロン酸や、若々しい肌の材料となるコラーゲンなどが有名です。

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本当に役立つ美容液を探している方は参考にしてみてください。

管理人(薬剤師)

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