トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「老化に伴うコラーゲン線維の変化」

美肌のための必需品と言える美容液ですが、「何となく良さそう」「知っているブランドだった」「好きな芸能人が使っていた」と言った、曖昧のイメージで選んでしまっている人も多そうです。毎日使うものですから、ちゃんと効果があるものを選びたいですし、特に美容液は「お安くない」商品が多いだけに尚更です。

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老化に伴うコラーゲン線維の変化

さて、老化に伴って真皮のコラーゲンの量が減少するかどうかは、昔から議論のまとでした。

ちょっとつまんでみると、老人の皮膚は、若い人の皮膚よりも薄くなっているように見えます。

実際に超音波やX線技術を利用して、真皮の厚さを測定してみると、20歳がピークで、その後は年齢とともに減少するといいます。

老人になると、20歳のころの厚さの約80パーセントになるという報告があります。コラーゲンの量も、それに伴い減少すると考えられます。

しかし、測定手段がちがうと、皮膚の厚さは年をとっても変化しないという結果が得られたりするようです。

コラーゲンの量の減少はみとめられないという報告もあります。

皮膚はのびちぢみするので、おそらく厚みをうまく測るのは、むずかしいのでしょう。

コラーゲンの量についていえば、どういう比べ方をすればよいかが問題になります。乾燥重量あたりのコラーゲン量を比べるのか、湿重量あたりのコラーゲン量で比べるのか、あるいは単位面積あたりのコラーゲン量で比べるのかで、結果が異なる可能性が大きいです。

乾燥重量あたりのコラーゲン量を比べると、あまり年齢には関係がなくなるようです。

しかし、現在では年をとると、真皮のコラーゲン量は減少し、真皮は薄くなるという考えの方が分がありそうです。

真皮のコラーゲン線維の様子を、電子顕微鏡で観察すると、乳頭層には細い線維が密集していますが、網状層ではもっと太い線維が、粗くゆるく絡みあっています。

線維の方向はいろいろで、三次元の網目構造をつくっています。

この網目構造が、皮膚の弾力性・伸縮性のもとです。力が加われば網目構造は変形しますが、力が除かれるとスプリングのように元に戻ります。

(続く)

さて肌を美しく保つための美容成分としてはお肌のうるおいを維持してくれるヒアルロン酸や、若々しい肌の材料となるコラーゲンなどが有名です。

当サイトではこうした成分が入った美容液を様々な角度から比較しています。

本当に役立つ美容液を探している方は参考にしてみてください。

管理人(薬剤師)

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