トップページ > 解説:スキンケアの基礎知識「コラーゲンとは(2)」

美肌のための必需品と言える美容液ですが、「何となく良さそう」「知っているブランドだった」「好きな芸能人が使っていた」と言った、曖昧のイメージで選んでしまっている人も多そうです。毎日使うものですから、ちゃんと効果があるものを選びたいですし、特に美容液は「お安くない」商品が多いだけに尚更です。

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コラーゲンとは(2)

さて、壊血病という病気は、ビタミンC(アスコルビン酸)が不足するとおこります。皮下や粘膜から出血がおこるのですが、それは血管が弱くなっているからです。

ビタミンCはコラーゲンの合成に必要で、これが不足するとコラーゲンの合成がうまくいきません。その結果、血管をはじめいろいろな臓器に障害が出てきます。

といって、コラーゲンがたくさんできすぎても困ります。酒をのみすぎると肝硬変になりますが、これは肝臓の中にコラーゲン線維がたまりすぎたためです。ひどいヤケドのあと、皮膚がかたく盛り上がりますが、これも皮膚の細胞がコラーゲンをつくりすぎたためです。

正常な体では、コラーゲンの合成と分解はきちんと調節され、バランスを保っています。

このバランスがこわれると困ったことになります。皮膚の老化でも、このようなことがおこっているらしいです。これは次節で述べます。

さて、ネズミの皮膚を細かくきざんで、うすい酢酸の中にひたし、冷蔵庫の中で1日か2日間かきまわしておく。そうすると、真皮の中のコラーゲンの一部分が溶け出してきて、どろっとした溶液が得られます。

この液はコラーゲンの分子が酢酸の中に分散したものです。

このような液を材料にしてコラーゲンの分子の研究がすすめられました。その結果、コラーゲンの分子は、分子量が約30万で、太さ約1.5ナノメートル、長さ約300ナノメートルの棒のような形をしていることがわかりました。

この棒のような分子は三本の鎖が独特の複合三本らせん構造をつくってできています。



ただし、分子の両端の部分はらせんをまいていません。この部分は、橋かけの形成や抗原性に重要な意味をもっているのですが、これについては後述します。

一本の鎖は分子量が10万、アミノ酸が約1,000個つながったものですが、今では、どんなアミノ酸がどんな順序でつながっているのかまで明らかになっています。

(続く)

さて肌を美しく保つための美容成分としてはお肌のうるおいを維持してくれるヒアルロン酸や、若々しい肌の材料となるコラーゲンなどが有名です。

当サイトではこうした成分が入った美容液を様々な角度から比較しています。

本当に役立つ美容液を探している方は参考にしてみてください。

管理人(薬剤師)

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